2012/06/25

2012年6月23日 梅雨の晴れ間の奈良・観音峰で、可憐な花と出会う

昔は梅雨と言えば「しとしと」というオノマトペが使われたものですが、最近は「ざあざあ」ですね。
そのざあざあ降りの合間を縫うように晴れた土曜日、奈良の観音峰に登ってきました。


近鉄下市口からバスに乗り、虻トンネルを抜けると、道路わきの気温表示が16度になってました。
登山にはちょうどいい快適な温度です。
観音峰登山は2010年2月以来です。あのときは我々以外誰も山にいなかったけど、今回は駐車場から車があふれていました。






ともちゃんは火曜日にギックリ腰をやったばかり(それでも次の日には仕事で観音峰に登りましたが)で、痛み止めを
飲み、湿布を貼って、腰をかばいながらの登山となりました。いやはや、情けない。






コアジサイが満開。見れば見るほど可愛い花です。花の近くの茎まで青くてきれい。






展望台の前はヒノキが育ちすぎて、双門滝がほとんど見えなくなっていました。






満開のウツギのトンネルをくぐります。






観音峰は休憩ポイントが多くて助かります。涼しいけど、しっかり水分を摂りましょう。






さて、観音平では、本日の目的、ベニバナシャクヤクに遭遇~!!美しい~!!
環境省カテゴリーでは絶滅危惧II類(VU)、近畿レッドデータブックカテゴリーでは絶滅危惧種Aにリスト
されている希少な植物です。群生する白い花のヤマシャクヤクは5月に咲きますが、ベニバナヤマシャクヤクは
今の時期に咲き、あまり群れて生えないそうです。ちなみにシャクヤクといっても、キンポウゲ科ボタン属です。







登山道から外れないよう、根元を踏み固めないように、注意して撮影しましょう。
観音平にはいつからか外来種のジキタリスが繁殖して、他の希少種をおびやかしています。
今日はそれを抜き取るボランティアがたくさん登ってこられてました。







今日登ってきている多くの人たちが、観音平をゴールにしているようでしたが、我々は登山教室。
ここまで来たからには、山頂を踏まなければ。ブナやコナラ、カエデが美しい森を抜けて登ります。







ハルゼミの抜け殻を見つけました。今日はかれらも上機嫌で鳴いてます。






山頂に到着~!






おどろおどろしい形になったブナを見ながら。こんなになってもどっこい生きているのがさすがです。






人が少なくなって、ちょっと落ち着いた観音平で記念写真。






あとはさっさと下山するだけ。がんばっていただいたおかげで、16:01発のバスに間に合うことができました。

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