2011/04/25

2011年4月23日 ちょっと淋しい新学期 雨の飯盛山

今月から新しい学期が始まります。震災による自粛の影響か、講座を継続されなかった方の数が予想より多く、悲しくなってしましました。でも、もしかしたら今期の申し込みをやめる代わりに、受講料を義援金にしたのかも、とか、講座を受ける時間を割いて、ボランティアされているのかも、などと思いなおしています。

嬉しいニュースもあります。今期から受講されることになったKさんは30代の女性。講座に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。若い方々にも山に登っていただき、元気になってもらいたいものです。

さて、今日登る飯盛山のふもとには、落語の「のざき参り」で有名な野崎観音 慈眼寺があります。5月1日から10日間、野崎観音では有縁無縁のすべてのものに感謝のお経をささげる行事が行われ、昔から参詣者でにぎわっているそうです。

落語では、喜ぃ公と清ぇやんの二人組が春の陽気に誘われて、ハイキングにでかけます。出発地は大阪城あたりで、京橋を通って野崎までと、結構な距離を歩いてます。当時の人たちにはどうってことのない距離なんですね。二人は途中から船に乗り、土手を歩く人たちと口げんかします。この口げんかで勝ったほうがその年の運がいいとされているそうです。そのやりとりがおかしくて笑わせるという内容なんですね。




野崎観音には「お染久松の塚」があります。これは歌舞伎や浄瑠璃の心中物で有名な話の主人公です。大店の一人娘お染はいいなづけがいるにも関わらず、丁稚の久松と恋仲になってしまいますが、久松も恩人の娘との結婚が決まっていて、この世で許されないならあの世で結ばれようと心中する。というのが話の大筋です。久松は実は武家の息子で、行方不明の刀を探して大活躍し、最後はハッピーエンドというバージョンもあります。この心中物は、丁稚の久松が、お染の子守をしていて、目を離したスキにお染が溺れ死んでしまい、責任を感じた久松が自殺した、という実話がヒントになっているそうです。このとき久松13歳、お染2歳・・・。恋愛感情は、もちろんなかったでしょうね。




意外と傾斜がきつかったりする。




山頂のヤエザクラが満開でした。




滝谷楠水の場で一服!ここで昼食としました。




権現ノ滝は、いつもより水量が増して迫力が出てました。




滝の上のハイキング道に場所を移して記念写真。見える?

雨足は強くなるばかりなので、予定を切り上げてここで四条畷駅に向かいました。次回は晴れるといいなあ。参加人数も、もっと増えるといいけど。

0 件のコメント: